マンションリノベーションにおけるコンクリート打ち放しについて

マンションリノベーションにおけるコンクリート打ち放しについて

コンクリート壁や天井を露出させるインテリアは、その無機質でシンプルな表情が無骨でお洒落ですよね。
かっこいいインテリア写真を見ると、いいなぁと憧れます。

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そんなお洒落なコンクリート打ち放しですが、デメリットもありますのでご理解頂いた上で計画を進めていく必要があります。

外部に面しているコンクリート壁は通常断熱材が吹き付けされています。
それを剥がしてまでの打ち放し仕上げは、健康的な住環境に影響を及ぼすことになりかねませんのでおすすめできません。
梁や隣人との戸境壁に限った方がいいでしょう。

コンクリートは断熱性が低いため、むき出しの面が多ければ居住空間は「夏暑く、冬寒い」傾向になります。
快適な室温を保つために、クーラーや暖房などの空調器具をフル稼働させなくてはなりませんので、燃料費や光熱費が通常よりかかってくることになります。

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また、コンクリートは防水性能が良くありません。
そのため、『寒暖の差による結露』『梅雨の時期などに見られるジメジメ感からくるカビ』というものが発生する可能性があります。
カビや結露は放置しておくと体にも悪影響を及ぼしますので、毎日掃除や除去する作業がつきまとう可能性もあります。

天井については、配線やダクトの処理にかなり費用がかかります。
上階の生活音も直接聞こえてくるようになります。

弊社の事務所はコンクリート打ち放しの天井ですが、上階の音がダイレクトに聞こえてきます。
「あ、掃除機が向こうからこっちに向かって来てる。お掃除中なんですね」とか、「ここの真上で家具を移動させておられますね。」といったように。
※コンクリートに白色で塗装しています。

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お洒落のためには多少我慢を強いられる。

これはファッションでも同じですし、車でも当てはまります。
デザインと心地よさ、どこまで譲れてどこまで譲れないか。
お施主様それぞれの価値観かと思いますので、メリット・デメリットをご理解された上で選択していって下さいね。